日本放浪録(6) 長崎史跡めぐり

長崎旅行四日目
朝早くにホテルを発ち、8時開館の出島和蘭商館跡へと行った。30分しかないため何とか全部観きろうと頑張ったが、さすがに無理だった。だが、再入館も可能らしいと聞いたので、学会終了後に再度出向くことにした。

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朝の冷たい風の中歩く出島にはお侍さんもいた。シーボルトの庭園や砂糖置き場、並びに当時の建物も再現されており、雰囲気が楽しめた。

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出島の町並み再現。真ん中にお侍さんもいる。

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シーボルトの庭園。西欧の果物を育ていたという。

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当時の出島のミニチュア模型。

とにかく、江戸末期の出島の雰囲気がよく出た場所だった。

その後学会会場へ行く。午前中のみ無脊椎動物に関する講演を聞いた後、お茶とお菓子の時間を過ごして出発。

まず、長崎原爆爆心地付近へと向かった。此処だけは前から赴きたかったし、日本人として見ておかねばならないと思ったからだ。ただし、天主堂やペンギン水族館は行けなかったので、次回来訪時に見学したいと思う。

原爆公園。その日(11月3日)は非常に快晴だった。雲ひとつない空の下、鳩たちが穏やかに羽を伸ばしていた。そして、平和を祈った巨大な石像も健在であった。

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また、多くの像が公園に並び立ち、核兵器の恐怖と平和の貴さを訴えていた。

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母子の像。

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被爆当時の地層について。

その後、原爆資料館へ。覚悟はしていたが、やはり衝撃的だった。原爆の被害状況が余すことなく展示されていた。暗く不気味な長崎原爆を再現した展示は、非常に恐ろしかった。加えて、原爆の後遺症の記録についても。

隣にあった祈念館へも足を運んだ。ここは犠牲者たちへの祈りのための場所だった。ガラスと静寂が織り成す、死者達への祈りの地だ。勿論、撮影は禁じられている。よって此処の写真はない。そもそも撮る気にもなれなかった。私も静かに手を合わせ、折り鶴を何羽か折ったあと静かに後にした。

その後、館内レストランでエビチャーハンを食った。美味かったが、後になってパフェでも良かったかなと後悔した。

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エビチャーハンとわかめスープ。勿論、許可を得て掲載。

その後、何冊か長崎原爆に関する書籍を購入したあと、シーボルト記念館に向かう。その際路面電車の中で居眠りをしてしまった。連日の学会で、やはり疲れていたのだろう。

記念館はもっとも近い駅から歩いて15分ほどである。思っていたよりも小さな博物館だったので驚いた。また、敷地内にはシーボルトの植物園跡もあった。ここにもツワブキが生えていた。

その後、記念館を見学し、シーボルトの歩んだ歴史について学ぶ。というか、シーボルト事件とかすっかり忘れており、医者かつ日本の動植物の研究者だと思い込んでいた・・・。恥ずかしい限りである。

何はともあれ、彼が日本を非常に愛し、日本の自然史研究や医学の発展に多大な貢献をした偉人であることはよくわかった。正直、この展示をここだけにとどめておくのはもったいない展示であった。シーボルトの絵も、日本の動植物の研究には大いに役立つものであるわけだし。残念ながらここも撮影禁止が殆どであったので、写真は表玄関と庭園跡のみとさせていただく。

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シーボルトの植樹した木。

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シーボルト記念館入口付近。

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左から順に、シーボルト、たき、いね。ここは撮影可能だった。なお、いねは幼少期の肖像画を参考にしている。成人後は非常に美人だったとか。

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記念館付近の道路。彼の居住地に建てられたものだが、長崎中心部からはだいぶ離れていた。

その後再び出島へ赴く。

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時代劇の小悪党が突き飛ばされて、巻き添えで破壊されそうな桶である。勿論突き飛ばすのは徳田様や助さん格さんである。

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発掘調査で見つかったウシの骨。食用だったらしい。

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当時使われていたリボルバーの銃。しぶいっッ!

当時のビリヤードを楽しんだり、展示の撮影を行なったりした。係のおばさんが丁寧に当時の遊びを解説してくれて、楽しく遊べた。

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当時のビリヤード台を再現したもの。現在とはややルールが異なる。

その後急いで土産を購入し、猛スピードで福岡へと戻った。だが、残念ながら時間がなく、らーめんを再び口にすることはできなかった。残念である。

その後、福岡空港から飛行機で大阪へ。トラブルでちょっとフライトが遅れたが特に問題はなかった。そして関西到着後、関空のすきやでおくら牛丼?を食べた。ネギたま牛丼のほうが私は好きだ。オクラ牛丼も独特の味があって美味かったが。

その後、和歌山駅まで終電で向かい、近くのカラオケ屋で一泊する。というのも、この駅の付近に宿泊地はあるもののいずれも高額だからだ。ならば、安価なカラオケ屋で一晩過ごしたほうがマシというわけだ。
そして、映像見たさにウルトラマンのOPやライダーOPを流しまくった。
『ELEMENTS』(仮面ライダー剣2ndOP)や『Lost the way』(ウルトラマンサーガ主題歌)を歌いまくるが、あまりカラオケに行ってなかったせいか、点数ははかどらなかった。

ちなみに流れた映像のリストがこちら。

ブレイドOP(ELEMENTS)⇒46話の映像

ダブルOP⇒48、49話の映像

キバOP⇒最終回の映像

ウィザードOP⇒50話、51話の映像

帰ってきたウルトラマン⇒5・6話(だったと思う)

龍騎のRevolution⇒サバイブ初登場回

ウルトラマンサーガ⇒AKBのダンスと時々ウルトラマンサーガが出てくる

かなりネタバレしまくってるので、ダブルキバウィザードをこれからご覧になる方は、ご注意ください。

翌日、白浜まで帰還。非常に長旅でその日は一日ぐっすり休んで過ごしたのであった・・・

今回は諫早湾や有明海に行けなかったことが非常に残念だ。次回来訪時には是非とも訪れたい。

また、動物行動学の最新の研究のみならず、長崎の歴史についても直に見ることができ、大変興味深い旅行であった。また長崎を訪問したい。今度は皿うどんとカステラを腹いっぱい食べるぞ!!(笑)

余談

前から気になっていたこと、非常に品のない質問なのだが、館長さんに尋ねてみた。幼少期、おらんだおいねの伝記などを読んでどうしても知りたいことがあったからだ(気分を悪くする方もいらっしゃるかもしれないので、念のため「続きを読む」にしときました)。

※この先には人によって不快な内容が含まれている可能性があります。ご注意ください。


「シーボルトにはいねという娘がいた。『彼女は傲慢で強引な石井宗謙によって、強引に子(たか)を設ける運命を歩んだ』と小説やドラマなどで語られているが、それは事実なのだろうか?」

この私の下品極まりない疑問に、館長はご丁寧に答えてくださった。
「そう断ずるのに確実な証拠はなく、ドラマの脚色の可能性が高い」とのことである。
非常に誠実な御回答で感動した。安易に是か非かを語るのではなく、わからないことはわからないとする誠実なお答えであった。曲がりなりにも科学に携わる者として、見習いたいご姿勢だった。

なお、淑女諸君(紳士諸君からも)から非難を受ける覚悟で個人的な意見を述べれば、正直私が質問に挙げたことはフィクションの脚色を超えるものに過ぎないと思う。加えて、小説の描写を鵜呑みにはできない。確かに関係者の証言を取ればドラマのような結論になりがちであるが、果たして本当にそうなのだろうか・・・?この議論に関しては、より多くの資料を集めた上で判断しなければならない内容だろう。

結局、真相は今のところ闇の中というところだろう・・・。

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日本放浪録(6) 長崎史跡めぐり」への2件のフィードバック

  1. 初めてのコメントが新年の挨拶な事をお許しください。
    akaishiです。ラクティアさん。
    あけましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いします。

    長崎県のご旅行とは羨ましいです。
    広島と同じく長崎の原爆資料館には一度足を運ばねばとは思いますが
    未だ叶わぬakaishiであります。
    フィクションだからこそ出した結論に対して
    人に訴えかけるものならば尚の事、責任は重大だと考えますね。
    勿論受け手側の解釈の責任もありますけど。
    と未だに道半ばにすら至らぬ者の戯言と思って御笑いになってくださいw

    ではいずれまた御縁がある時に。

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    • こちらでははじめましてですね。
      akaishi様、新年お祝い申し上げます。こちらこそ今年もよろしくお願いいたします。

      長崎旅行は、実は学会のついでです。なので、記事にも書きましたが見たいものは十分に見れなかったというのが正直な感想です。
      おいねに関しては、謎だらけなんですよね・・・。これについてはもうちょっと勉強してまた記事を書ければと考えております。

      こちらも、またakaishi様とお会いできることをお待ちしております!

      いいね

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