日本放浪録(7) 恐竜の玉手箱を開けに行く

放浪録で博物館の紹介をすることが多くなったので、今後博物館などを紹介する際には敬語で書かせていただきます。

昨年度12月27日、神奈川県立生命の星・地球博物館に行ってきました。めずらしく恐竜の特別展を開催すると聞き、駆けつけました。

その名も,

「恐竜の玉手箱」。

かつての林原自然科学博物館から、「恐竜の玉手箱が届きました!」とのことで、それを記念して今回の特別展が開かれたとのことです。

その中には、恐竜のレプリカなどの教育用標本がたくさん入っていました。今回は、特別展の様子をご紹介いたします

(※写真は許諾を得て掲載)

展示コンセプトとしては、恐竜の骨格を「あたま・歯・どうたい・あし・しっぽ」のカテゴリーに分け、それぞれの部位ごとにどのような生態や形態などが読み取れるか、どのように区別できるかなど、解剖学的な視点から恐竜の骨格を探るという視点から見た要素が強くでていました。

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骨格は大半がレプリカでしたが、流石は林原。トンデモないモノがチラホラ出てきました・・・!

ヘスペロサウルスの頭骨(レプリカ)

ヘスペロサウルスの頭骨(レプリカ)

メガラプトルの爪レプリカ

メガラプトルの爪レプリカ

タルボサウルス亜成体頭骨レプリカ

タルボサウルス亜成体頭骨レプリカ(ただし、2007年頃から既に地球博物館が所有。入手先は存じ上げません)

ケラトサウルスの頭骨レプリカ

ケラトサウルス・マグニコルニスの頭骨レプリカ

コンコラプトル(手前)とオヴィラプトル?(後ろ)。後者はリンチェニアかも。

コンコラプトル(手前)とオヴィラプトル?(後ろ)。後者はリンチェニアかも。

アロサウルスの脳函

アロサウルスの脳函

始祖鳥の頭骨

始祖鳥の頭骨

サイカニアの尻尾(レプリカ)

サイカニアの尻尾(レプリカ)

ほかでは見られない、超貴重なレプリカの数々がありました! まさに玉手箱を開くよう気分になりました!

そのほかにも、実物にはトンデモないものが・・・! なんと、クリーニング中の実物標本が!!

クリーニング中のエドモントサウルス

クリーニング中のエドモントサウルス

クリーニング中のケラトプス科の頭骨?

クリーニング中のケラトプス科の頭骨(トリケラトプス?)

なにげにおっそろしいモノが出てきました・・・! これにはさすがに私もおったまげました。

展示には林原の展示に使われていたものを転用したと思われますものも幾つか見られました。教育的に役立つものはボンボン再利用していくべきですから、いいことだと思います。このアロサウルスのあたまのつくりも、なにげに結構大事な基本ポイントですし。

あなたの目玉はどこですか?

あなたの目玉はどこですか?

サウロロフス復元画。林原で見た記憶があります。

サウロロフス復元画。林原で見た記憶があります。

他には、わかりやすくするための人形展示や模型展示も。会場の様子がこちら。

ダイナミックアロサウルス

ダイナミックアロサウルス

アンキロサウルスとティラノサウルスのお腹の幅の差。

アンキロサウルスとティラノサウルスのお腹の幅の差。

しっぽ

しっぽ

恐竜福笑い(どの骨がどの種類のものか絵合わせ)、骨に沿った恐竜のイラストフロッタージュなど、体験型展示も充実してました。

恐竜福笑い

恐竜福笑い

体験展示の机

体験展示の机

全体的に、子供が解剖学に興味を持てるように工夫を施した特別展という印象でした。狭い空間をフルに活用し、ダイナミックな恐竜像を魅せていたのも素敵でした。

恐竜の展示なのに人体模型も。これは恐竜の骨格と人間の骨格を比較するためです。

人体模型「ふー、疲れた」

人体模型「ふー、疲れた」

骨格の比較

骨格の比較

ちなみにこの桃色のティラノサウルスくんの名前は「ヒロカズくん」と言うらしいです。なお、地球博物館の方々は「カズくん」という愛称で呼んでいらっしゃるとか。

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小さな展示ながらも、中身の濃い恐竜展でした! さすが玉手箱は竜宮城の宝だけあります!

ちなみに特別展の公式HPはこちら

リンク先のひろ様が書かれた訪問記事はこちらです。⇒(ひろ様の記事)

そして、常設展についてですが、こちらも見てきました、そのおはなしはまた後日に・・・。

私にとって、この博物館は一きわ大切な思い出のある場所なので、もうちょっと丁寧に執筆したいのです。

追伸:当記事はひろ様のブログ「ひろさんのいつまでたっても工事中」と連動して書かれたものです。

連動いただきましたひろ様には、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

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日本放浪録(7) 恐竜の玉手箱を開けに行く」への12件のフィードバック

  1. 実は私も本日(10日)に見学に行ったところです。^^
    近々ブログへUPしますが、ラクティアさんのブログとあまり被らないよう、組み立てますので、あらかじめご了承ください。^^;
    それとラクティアさんの許可があれば、そのブログ記事の中でラクティアさんのブログへ、リンクを貼りたいのですが如何でしょうか?

    いいね

    • 見学されたんですか! それは良かったです。博物館のスタッフの皆様も喜ばれるでしょう。
      当記事に関しては、リンクしていただくのは問題ございません。
      また、私の方からもひろ様の記事へのリンクを貼らせていただいても宜しいでしょうか?

      いいね

  2. 僕も去年この博物館を見学したのですが、恐竜よりも現代生物学の展示が充実してあり、それだけでも来たかいがありました。特にソウダやメバチマグロといった料理の本でしか見たことのない魚の剥製を間近で見学できたのがよかったです。後日知ったことに、恐竜倶楽部でいつも僕をかわいがってくださるO.H博士が犬塚先生のゼミの一環でこの博物館のオランウータンとインドサイの剥製を作ったと聞き、大変驚きました。
     マグニコルニス(頭骨の内部というのがマニアックだ)かぁ。日本でケラトはめったに見られないから試験終わったら見に行こう。タルボの頭骨は以前Kikoさんの出店にあった、と所先生から聞いたような…?

    いいね

    • 仰るとおり、現生生物の展示もピカイチなんですよね。このあたりも後日の記事で詳しく書きたいものです。

      O学芸員をご存知だったんですか・・・。
      私も以前、博物館の学芸員の皆様には、ボランティアでお世話になりました。この辺りも後日追記致します。

      オランウータンとインドサイをあの方が作られたんですか!? 吃驚です・・・
      タルボはミネラルフェアからなんですか。なかなか良い標本なんで、どこなのかなぁと思ってたんですが疑問が氷解しました。ありがとうございます。

      いいね

  3. 私も年明けすぐに行きましたよ~。全身骨格こそないものの通好みの標本が多く、展示のレイアウトも上手くまとまっていましたよね。エドモントニアやガストニアなど、ヨロイ竜類が充実していたのも◯(偏った意見ですみません)。「恐竜福笑い」は距離的に合わせるのがかなり難しそうなのもありましたが、それもご愛嬌という事で^_^(紹介されているサイカニア頭骨はいいのですが、ヘスペロサウルスの尾の棘とか遠いし障害物多いし…(笑))。
    常設展示の記事も楽しみにしております。

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    • Asa様お久しぶりです!

      今回の展示は長年特別展に携わってこられたベテラン学芸員の方によるものですので、レイアウトが非常に素晴らしかったです。
      確かに鎧竜は結構多かったですよね。個人的にはサイカニアが見れたのが何か、安心感がありましたw

      常設展はもう少し時間がかかるかもしれませんが、期待に添えるよう頑張ります。まず最初はネタから走りますがw

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    • はじめましてアッキー様。

      今回の展示は解剖学的な観点から、体の各部を見るという切り口で企画されたものですね。加えてマニアックな標本も数多くあり、恐竜をよく知らない方も、恐竜にお詳しい方も、両方が楽しめたのではないかと思われます。

      いいね

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