白浜風土記(28日目) 月桃の知識、ゲットウだぜ!

先日、久々に番所山を散歩した。風があまり吹いておらず暖かったので、気持ちよく散歩ができた。その時、面白いことがあったので一筆しよう。

番所山公園の入口にたどり着くと、紳士風のお年を召された方に出会った。こちらはレザーに赤いマフラーのライダー風の格好だった。その老紳士は、どうやら番所山の植物をじぃっと見ていたらしい。私が近づくとその不思議な老紳士はいきなり話し出し、

「この植物について知っとるかい?」と、仰った。私は知らないと答えると、彼はその植物の葉を優しく手に取り、

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「この植物はゲットウって言ってな、九州ではこの葉っぱでおモチをくるんで食べるんだ。それから、ちょっとこの葉っぱいい匂いがするだろ?」と。

葉を手に取り匂いを嗅いでみた。なるほど、言われてみれば何かスっとした匂いがしないこともない。

「そうなんですか・・・」と、私。全く知らなかったので、知識が増えて良かった。

そして、私がお礼を言おうと振り返ると、老紳士は何処かへ去られてしまった。

彼がどこに行ったか、それは分からない。そして、彼がいったいどんな方だったかも。全ては白浜の潮風に吹かれてしまった。

とにかく、この日私はゲットウという植物について知ることができた。老紳士には改めてこの場でお礼を申し上げたい。

その後調べてみたところ、このゲットウ(Alpinia zerumbet)は最大で草の丈が2mにもおよぶという。実際、番所山公園のゲットウはそのくらいの背丈があった。その葉にはポリフェノールによる防虫効果があるらしい。言われてみれば、虫食いの跡が見られなかった。

また、橙色の実から取れる種子は健胃薬として利用できるのだという。

さらに、、服部ら(2007)によると、ゲットウは主に鹿児島県や沖縄県でちまきを包むに使われるとのことである。ちなみに沖縄で月桃に包んだお餅をムーチー(餅、鬼餅)と呼ぶらしい。沖縄に行ったら是非とも食してみたいものだ。

参考文献など

かしわもちとちまきを包む植物に関する植生学的研究(A vegetational study on the plant leave wrapping kashiwamochi and chimaki):服部 保、 南山 典子、 澤田 佳 宏、 黒田 有寿茂 人と自然 Humans and Nature, No. 17, 1-11, January 2007、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A6

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%BC

http://happamisaki.jp-o.net/green/others/gettou.htm

おまけ:番所山の羊さん

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