日本放浪録(17) 山の中の小さな電車:九州遠征旅行(7日目)

この日は生憎の雨であった。致し方ないことではあるが、旅路で雨はなかなか厳しいものがある。

なお、民宿で洗濯機をお借りしたのだが、乾かす時間が取れず、しかたなくビニール袋にぎゅうぎゅう詰めにして持ち帰った。前日に入手した化石やコミック本も重なり、非常に重たい。だが体を鍛えるのだと思って我慢して持ち上げた。

当日御所浦は激しい雨。船から宿まで徒歩3分程度なので走って行こうと考えていると、民宿の奥様が傘を貸してくれた。なんでも、船主に傘を返してくれればいいと言う。私は彼女の優しさがありがたくてたまらなかった。お礼を言うとともに、船へと急いで走り出した。

その後、小さな船(海上タクシー)に乗り、御所浦から熊本本島西部(三角港)まで出発。

 

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海は雨で荒れており、御所浦はすぐに見えなくなった。

寂しいな… 私は寂寥感を胸に覚えながら、再び御所浦へ行くことを誓ったのだった…

その後、傘を船主に預け、急いで工事中の足場の悪い道を通って、三角港の駅へ。折りたたみ傘があってもびしょ濡れであった…

電車に乗り熊本駅から南下していると途中の八代駅で数十分間停車した。どうやら電車待ちしなければならないらしい。これが18切符のキツいところだ。普通列車しか乗れないため、時間がやたらとかかるのだ。それでも貧乏学生にとっては背に腹は変えられないのだ。私は仕方なく数十分待機した。その間ファミマや駅の売店で買い物をして、クリームパンなどを購入した。

 

待機中にスマホを調べてると、いさぶろう号という特別列車に乗れば若干早く到着できるという。ところがどっこい、迫っ苦しくない席に座るには、どうやら指定席の切符を買わないとダメらしい。もっとも、18切符にプラスで使っていいとのことなので、私は指定席の切符を購入し、手元にはボンタン飴の亜種・兵六餅と飲み物を手に、ちょっと贅沢な車窓を楽しんだ。

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いさぶろう号は赤い小さなかわいらしいデザインの電車だった。この電車に乗り、山麓の風景や昔の鉱山跡、SL展示などを巡る路線だった。

記念写真を撮ったり昔の古びた駅を見たりしながら、のんびりした時間を過ごしたのだった。なお、車内ではノートPCを開き、とりとめのない由無し事の文章を書いてた模様。

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だがそれも吉松駅までであった。この愛らしい列車とここで別れねばならないのだ。名残惜しいが、重い荷物を抱え、私は席から外れたのだった。

駅でまた次の列車を待つ。カップルやおばあさんらと一緒に待ち合わせをし、少しだけとりとめのない話をした記憶がある。強いて言えば、吉松駅のSLを眺めていたくらいだろうか。

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その後、電車で鹿児島駅まで。初めて見る桜島は雄大な煙を称える、益荒雄という言葉が相応しいような山であった。

 

最後は天文館通りのホテルへ。が、場所を間違えてしまい、えらい恥をかいてしまった。

私は赤面して謝った。ひどいどじっ子ぷりである。

その夜は小さなラーメン屋で(もしかしたらマクドナルドだったかもしれない)夕飯を取り、あまり広くない部屋で眠りに就いたのだった…

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