白浜風土記(40日目) イシガメでまんねん

ある日、私はいつものように実験所から自宅へ帰ろうとしていた。

そんな時だ。寮の同居人がなにやら騒いでいた。

「カメがいました!」

私は何事かと思いながら歩いた。すると、寮と実験所を繋ぐ道の脇に大きな甲羅を発見したのだ。

その生物は落ち葉の中にその身を横たえ留まっていた。

巨大な甲羅と小さな頭、まさしくカメであるKIMG0838.JPG

甲羅の模様と色からして、おそらくイシガメであろう。

「研究室で飼えないかな」と同居人の一部で声があがったが、設備的には難しいとのことでそのままここでそっとしておくことになった。

夕食後、しばらくしてまた同じ場所を訪ねてみるとカメはいなくなっていた。おそらく、水場を探して出かけたのだろう。その数日後にロードキルされたカメを見てはいないので、おそらく無事にどこかの池か川に戻ったのだろう。

このカメがその後白浜のどこかで幸せに暮らしていることを願いたい。

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白浜風土記(39日目) 海の底に潜みし鎧の者ども

恐るべきことにもう2年も白浜日記を更新していなかった。

本当に申し訳ない。

ここからは記憶を頼りに書かせていただくことをご了承いただきたい。

さて、前々回(37日目)で書いた、白浜の海底からとれた甲殻類をご紹介しよう。

白浜の海には、こんな不思議なカニたちが住み着いているのだ。

 

サナダミズヒキガニ(Latreillia valida

脚がとても細いのが特徴のカニ。エビにも似ている気がする。

 

オキナガレガニの一種(Planes sp.)

このカニは白浜の海を漂っていた海藻に付着していたものである。脚に毛があるのが特徴。

 

サメハダヘイケガニ(Paradorippe granulata)

よく見ると顔のような紋様が見えるのがお分かりいただけると思う。これは内臓の配置と関係しているらしい。

 

トゲケブカガニ(Pilumnus orbitospinis)

ドレッジ調査ではよく見つかるカニで、割と白浜の海底によくいるらしい。

 

ミツカドヒシガニ(Garthambrus pteromerus

ゴツゴツした甲冑のような体をもつカニ。写真ではわかりにくいがハサミも太い。

 

チョウチンコブシ(Tokoyo eburnea

干潟でよく見かけるマメコブシガニの近縁種。やたらとハサミが細長い。

 

ガザミ科の稚ガニ。種類は不明。

 

オキノアカモンエビ?(Plesionika lophotes?)

一応オキノアカモンエビと同定したが誤っているかもしれない。

 

このように、たくさんの甲殻類がこの海の中に潜んでいることがお分かりいただけたことであろう。白浜の海は、多様ないのちに満ちた宝の海なのだ……!

 

なお、これらのカニは同定が完了した後、記録・資料保存のため冷凍庫にて安楽死させ、アルコールに浸けて標本として保管した。

研究としての資料を作る必要性も然りだが、海底に船を使って戻すわけにもいかないのだ。ご理解いただきたい。

もちろん、標本制作の前に手を合わせ黙祷させていただいた。

大英自然史博物館展に行ってきました!!

先日、大英自然史博物館に行ってまいりました。

当初は事前情報から、恐竜や甲殻類の展示は少ないと聞いておりましたので、あまり期待はしていなかったのですが……

行ってみたら、トンでもない密度でございました!!!(歓喜)

今回は、「博物館」をテーマに、ありとあらゆる大映自然史博物館の要素を持ってきたという濃厚な標本展示。

オーウェンやダーウィンといった「常連」はもちろんのこと、ハンス・スローンやらウィリアム・スミスやらの比較的知名度が高くない(失礼)方々まで、博物館を発展させてきた偉人を紹介する内容でした。

考えてみれば、博物館とは標本の歴史。すなわち、そこに関わってきた人々の歴史をも記録してるわけなんですよね。「標本」もそうですが、そういった「歴史を作ってきた人々」も、非常に大切にしているという印象を受けました! このあたりは

 

おかげで2時間いるつもりが、なんと3時間もいてしまいました! …そしてお昼ご飯がスナック菓子とパフェになりましたとさ(笑)

さて、どんな展示があったかと申しますと…(かはく特別展写真は基本的に標本所蔵者の許諾が必要と会場案内に書いてありましたので、掲載は自粛しておきます)

私が気に入ったのがこちらです!

・バリオニクスの爪(なお、展示としてはほとんどキャプションもなかったです…。イギリスの誇る恐竜なのに… 発見の歴史など詳しいことを知りたい人はらえらぷすさんのブログを見てみましょう!)

・ハチドリ達が箱庭のなかで飛び踊る標本展示(ビジュアル的にも素敵!)

・マンテリサウルス腰椎の標本

・世界の海洋を調べた際に採集したタカラガイの標本

・セミエビ類の標本

・南極探検に挑んだスコット隊の持ち帰ったグロッソプテリスの化石標本

・始祖鳥ロンドン標本

・座るヒクイドリ標本(優雅さと凛々しさが合わさってGood!)

・キリンの首

・ドラえもん第17巻「モアよドードーよ永遠に」でお馴染みの、リョコウバト・モア・ドードーのトリオも!(これでオジロヌーがいたら完璧だったのですが…w)

・フクロオオカミ

・謎のピルトダウン人

 

また、会場内には博物館に関わった偉人たちの肖像画が展示されていました。

メアリー・アニングやチャールズ・ダーウィン、ハンス・スローンにリチャード・オーウェン……

そして、予想以上に感動し、涙まで出てしまったのはこちら!

 

イクチオサウルスの実物化石!!

(※写真は特別展で展示されている化石とは別標本です)

実は幼い頃、学研の「恐竜化石のひみつ」に掲載されておりましたメアリー・アニングの物語を見て、彼女に密かに憧れていました。

だってそうでしょう? 愛犬とともに、可憐な少女が太古の化石を探し当てるメアリーの姿。

恐竜少年でも、化石少年でも(そして少女でも)心惹かれるものがあるはずです。

そのメアリーが発掘したイクチオサウルス実物化石が目の前に……!

これはやばかったです。自然と涙が溢れてしまいました(つд⊂)

土産物屋では図録はもちろんのこと、荒木一成さんの始祖鳥(獣脚類を意識したデザイン)と、海外産のヒクイドリ&始祖鳥(反対にこっちは鳥っぽいデザイン)を購入。同じ生物でもここまで差が出るのかと思うと興味深いものです。

それからメアリー・アニングのポストカードやキーホルダーも。

本当に、憧れの化石が見れたいい特別展でした。もちろん、昨年の恐竜博2016も、それまでの特別展も、いずれもすばらしい展示でしたが、展示を見て涙が浮かぶというのはかはくの特別展の中では今回が初めての体験でした。

 

閑話休題。

昨今の某議員の「学芸員はガン」発言を聞いた上で、改めて大英自然史博物館展を振り返りますと、日本の博物館との埋めがたい大きな差を痛感しました。

もちろん現場の学芸員や博物館スタッフは頑張ってるのは承知の上で申し上げてます。どちらかといえば、世間の理解度の低さを痛感しました。昨今の博物館・科学館の相次ぐ減少は、決して日本国民の博物学への関心の低さも無関係とは言い難いと考えられます。

日本では、博物館や科学館、そしてそこに眠る標本や文化財に対しては意識が欧米諸国とは段違いに低いように思われます。

この展示を通して、もっと博物館のあり方が見直されることを願ってやみません。

九州遠征旅行目次

さて、この1ヶ月ロクに更新がなかったのには理由があります。

そう、乾巧って奴の仕業なんだ。というわけで那珂ちゃんのファンやめます(とばっちり)

まじめに申し上げますと、論文書いていたためと、九州遠征旅行に行っていたためです。

 

よって、今後は九州遠征の成果についてご紹介したいと思います。ラインナップは此方。

・1日目:福岡でラドンを偲ぶ

・2日目:阿蘇の山とくまもんの城

・3日目:ラクティアぴろしき探検隊:御船の恐竜街に翼竜の塔を見た!!

・4日目:雨足天草

・5日目:我、御所浦に突入す!

・6日目:御所浦いいとこ一度はおいで

・7日目:山の中の小さな電車

・8日目:生態学会である

・9日目:イッシーよ、石橋さぁぁん!!

・10日目:重富干潟を歩く

生存報告

ご無沙汰致しております。

またまたブログを放置してしまいました

ようやく、職務その他もろもろが落ち着いたため、そろそろブログのほうを少しずつ再開させていただきます!

ご心配やご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした!!

これまで書き残していた白浜風土記や博物館レポなども順次書こうと思いますので、ぜひご覧いただければ嬉しく存じます!!

日本放浪録(20) 重富干潟を歩く(10日目)

この日は午前中に生態学会へ行き、何処へ行くか考えていた。

実を言うとギリギリまで重富干潟へ行くか迷ってはいた。ちょっと遠いし疲れたし、あまり行く気はなかった。とりあえず学会会場へ向かい、考えることにした。

そこでは重富干潟のパンフもあった。よし、せっかくだから行こう。思い直して、干潟へ行くことにした。調べてみればカフェもあるらしく、そこで昼食も取れるらしい。

干潟でカフェだって? なんならその味を楽しみたい。そう思って私は鹿児島駅から旅立った。

途中、スマホをいじり、見ようかなと思ってた「とある映画(なにかは秘密)」がつまらないという情報をネットから入手し、少々がっかりしつつ電車を乗り継ぐ。

さて、社内における記憶だが、残念ながらほとんどない。ずっと寝ていたように思う。

さて、電車を乗り継ぎ、無人駅から降り、重富干潟へ。とっても駅が閑散としており、静かな雰囲気だった。

その後、駅から荷物を背負い、干潟まで歩く。

…が、ここで悲劇的な事態が判明! なんと、干潟カフェはすでに閉鎖していたのだ…

ガッカリしながら、私は一旦コンビニでおにぎりとシュークリームを購入して昼食を取り、干潟への入口を探し回って歩いた。

すると、防砂林の松林の中に、なんとちいさな博物館があるではないか!

ここは、「重富干潟 小さな博物館」といい、この干潟やラムサール条約について解説している、小さいながらもすぐれた干潟のミュージアムだった。

(※現在リニューアルが進行しているとのこと。写真は2015年3月時点のものである)

たしかに小さな博物館だが、ミュージアムショップ・干潟の解説・生態展示と、何もかもしっかりしている、すぐれた博物館だ。

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標本展示。この干潟付近の海岸には、毎年ウミガメが産卵に来るのだという

 

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ヘラサギ模型展示。泥の感じがステキ!!

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天井には巨大なゴカイ!!

 

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館内全景。ウミガメとかもめの配置が博物館らしさを出してる

 

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干潟の生きもの展示水槽。ちゃんと潮の干満も再現されてる。

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重富干潟生きものマップ。

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ミュージアムショップ。他にも多数の書籍が…

 

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書籍売り場。品揃えもGood!

その後、熊本駅の100円ショップで購入したサンダルへと履き替え、私は干潟へカメラを持って突撃した。

残念ながら、まだ寒さが厳しく、干潟の美しいカニたちには出会えなかったが…

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コメツキガニ。この時期でも活動してるのはこの種類くらいである。

 

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海岸で休むウミウの群れ。

 

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幸せの青い鳥ことイソヒヨドリ

 

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アナジャコの脱皮殻

 

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ムギワラムシの棲管。干潟のあちこちで見られた

ほかにも、カニの死体を弄るカラスや干潟で遊ぶ若者など、晴れた空の下、楽しいものがたくさん見れたのであった。

さて、干潟のさまざまな生きものを観察した。あちこちを周りめぐると、気づけばもう3時すぎ。そろそろ鹿児島に戻り、空港へ向かわないといけない。博物館でお土産を購入し、荷物を再び背負い、明るい太陽のもとから別れを告げたのであった。

そして再び鹿児島駅に戻る。と、その前に汗を流そう(実はこの日の晩、風呂に入ることはできないのがわかっていた)。そう思い至った私は、鹿児島駅近くの銭湯へと立ち寄り、汗を流した。それがこちらだ。

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やや古びていたが、汗だらけの体を癒す、良い風呂屋であった。

そして夕方になり、空港行きのバスが出る。私は約1時間ほど乗車。窓の景色を見つめながら暫しのまどろみについた。

そして、空港。あまり時間はないので大した観光はできなかったが、安納芋をお土産に買ったことだけは覚えている。この日は結構時間があったのだ。

いろいろ土産を買ったあと、私は飛行機に乗った。10日にもわたる九州の旅の思い出を振り返りながら…

真夜中、関空に着いた。ここからすぐに白浜へ帰れれば良かったのだが、終電が和歌山駅までだった。

そのため駅近くの24時間カラオケ屋に宿泊、特撮ソングを熱唱しながら一晩を明かしたのだった…

 

なお、SUPRISE-DRIVEの点数はなかなかイイ線行ったと思う。

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そんなわけで、私の十日間の九州の旅のおはなしはこれでおしまいである。まさか、2年もほったらかしになるとは思わなかったですが…(;^ω^)

質問やツッコミがあれば、コメント欄にお願いします。

日本放浪録(19) 生態学会である:イッシーよ、石橋さぁぁん!!(9日目)

この日は生態学会はサボり。なぜならどうしてもいきたいところがあったからである。

まずは指宿枕崎線に乗る。乗り継ぎに乗り継ぎを重ね、のんびり旅だった。

とは言え、スケジュール的には結構カツカツである。このあと鹿児島県立博物館も見なければならないのだ。

 

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途中止まった駅にあった平川動物公園のコアラ看板。古びてるけどかわいい。

兵六餅を駅売店で買って、ちまちま口にしながら電車を待つ。

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↑指宿駅は龍宮城に縁があるらしい。駅前にこんなものが。

 

指宿駅からバスへと乗り変え、池田湖へと向かった。バス停が正しいか一瞬迷ったが、普通に合っていたのでモウマンタイ。

だいたい2300円くらいしたはずだ。

1時間ほどバスに揺られ、若者の集団と乗り合わせたりしながら池田湖は今か今かと待つ。

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池田湖

 

宇宙じゃなかった

 池  田  湖  キタ───O(≧∇≦)O────♪ (←冗談抜きで本当にやらかした

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イッシーよ、石橋さん!!

 

 

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イッシーよ、石橋さぁぁぁっぁん!!

 

真面目な話、年甲斐もなくはしゃぎ叫んでしまった。小さい頃からこの湖は憧れの場所だったのだ。

だってあのイッシーですよ! イッシーよ石橋さん!! ネッシー、クッシー、イッシー、チャンプ!

 

湖沼系UMA四天王が一角でございまするよ!!!!!

 

…失礼、騒ぎ過ぎました。

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池田湖を泳ぐ謎の水生生物()

 

だが、池田湖は決して楽しいだけではなかった。世知辛い一面も多く見られたのだ。

 

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↑蔦に覆われたあわれなイッシー…

UMAブームが去って以降、池田湖に訪れる人は少なくなり、寂れた一面が多く見られるようになった。

一過性のブームに便乗する地方自治体は多く見られるが、ブームが去れば何も残らないということがある。そんな一面が垣間見える場所でもあった。

 

だが、池田湖には静かな湖らしい暖かさが残っていた。

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池田湖売店

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池田湖のお土産屋(許諾を得て撮影)

 

池田湖には小さな土産屋さんがあった。古びたイッシーグッズや巨大ボンタン飴が売られ、なぜかゴジラみたいな置物もあった。どこかヘンテコなものばかり置かれていた古びたお土産屋だ。

そして、ここの店主であるおばあさんは暖かい人だった。旅の者である私にわざわざ茶をくれ、労をねぎらってくれたのだ。

確かに池田湖の土産屋は、どこかヘンテコなものばかり置かれていた古びた店だった。

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池田湖お食事処

だが、それがいい。

 

確かに池田湖にイッシーはいない。もうUMAブームも過ぎた。

だが、ここには他の観光地にはない心優しい人々が、静かな湖が、確かに存在した。

ひとときの喧騒を経て、この池田湖は癒しの湖となったのだ。イッシーは見れないが(イッシーくんはいるけどw)みなさんもぜひ訪れてはいかがだろうか。

 

その後、心優しきおばあさんと別れた私は、池田湖をもう少し回ることにした。

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↑道の駅「池田湖パラダイス」前にいた白いイッシーよおおおおお石橋さん!!!

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間抜けなツラのイッシーよおおおお石橋さぁぁん!!

 

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ゴミを捨てちゃダメよぉぉぉぉ!!!

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イッシー型遊具よ石橋さぁぁぁん!!

 

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お花畑

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謎ヤシの木

 

その後、イッシー観測所はどこか探してみたが発見できず。危うくバスに乗り遅れそうになり、汗だくになってしまった。

で、バスに乗ったはいいが、降りる場所を間違えてしまい、30分ほど駅まで歩かざるを得なくなってしまった。漁港を見ながら線路越しに楽しいウォーキングをした。

相変わらず間抜けである。

 

その後、疲れて寝てしまいながらもなんとか鹿児島に戻る。

天文通りを通り過ぎながら、

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鹿児島県立博物館へ到着。
実は博物館が地質系と自然系の二つに分かれており、有名なアロサウルスとカンプトサウルスの骨格を展示してるのはちょっと離れた場所の建物なのです。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

↑こっちが地質系展示のあるほう

 
ただし、自然史(化石など)系展示のネットへの掲載は禁じられたため、写真掲載は見送らせていただきます・・・。
もしかして黒ずくめのレザーを来ていたので警戒を買ってしまったのでしょうか・・・?(笑)

 

とりあえず自然系のほうを。(自然系の方は許諾が出たので掲載)

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ヤエヤマセマルハコガメ

 

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ウシウマという幻の馬の骨格標本

 

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マングローブ干潟のジオラマ

 

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タスマニアキングクラブの標本。出けぇ!

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嘘は言ってないアロサウルスくん。

言ってはいないのですが…

「中生代の陸上の王者と言われた恐竜の仲間の」アロサウルスだよって…

キミも立派なジュラ紀後期の陸上の王者だったと胸を張っていいんだよ…!(泣

そんな卑屈にならないでくれ…!

 

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九州名物黒豚の品種改良の歴史

自然系の方は、鹿児島のあらゆる自然や文化を丁寧に紹介しており、好感が持てる展示でした!

 

地質(+天文)系のほうは、古生代から新生代まで、あらゆる時代の標本をくまなく集めていました。アロサウルスとカンプトサウルスの骨格も初めて見ましたが味のある背景も相まってカッコよかったです!

 

その後は西郷隆盛の像(顔は史実と違うらしいが)を見て、天文通りのしろくまアイスを賞味。

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本当にシロクマの剥製があるという凄まじいお店でした(※許可を得て掲載)

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ここのかき氷がむっちゃくちゃうまい!!

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練乳の味が、かき氷の氷のきめ細やかさが口の中でやわらかく広がり… うまい!!

 

これ以降、飲む時はデザートにしろくまアイスを買って食べるようになってしまったくらい、この味にハマったのだった。

 

この日は旅先で買ったお土産や重い荷物を郵便で出し、どこかで(忘れたw)夕飯を取って眠りに就いたのだった…

 

 

日本放浪録(18) 生態学会である:九州遠征旅行(8日目)

この日は生態学会。発表のため、学会に参加。

が、残念だが、話すことは特にない。 ぶっちゃけ、この日溜まりに溜まっていたお洗濯が大変だったくらいである。

この日はドライブの072回のことを思い出しながらのこのこ歩いてた記憶と、学食を独り寂しく食べた記憶くらいしかない。

あとは学会会場で元師匠や同級生に再会したくらいだろうか。

 

ポスター発表はほとんど人は来なかった。そりゃあそうだ、内容はあまり前回と変わってないのだし。

 

そういえば、ポスター回収時にトラブルがあった。回収時間ギリギリになって取りに行ったため、委員会の人に迷惑をかけてしまった。本当に申し訳ない限りである。

帰る途中で鹿児島駅のでっかい観覧車を撮影した。

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日本放浪録(17) 山の中の小さな電車:九州遠征旅行(7日目)

この日は生憎の雨であった。致し方ないことではあるが、旅路で雨はなかなか厳しいものがある。

なお、民宿で洗濯機をお借りしたのだが、乾かす時間が取れず、しかたなくビニール袋にぎゅうぎゅう詰めにして持ち帰った。前日に入手した化石やコミック本も重なり、非常に重たい。だが体を鍛えるのだと思って我慢して持ち上げた。

当日御所浦は激しい雨。船から宿まで徒歩3分程度なので走って行こうと考えていると、民宿の奥様が傘を貸してくれた。なんでも、船主に傘を返してくれればいいと言う。私は彼女の優しさがありがたくてたまらなかった。お礼を言うとともに、船へと急いで走り出した。

その後、小さな船(海上タクシー)に乗り、御所浦から熊本本島西部(三角港)まで出発。

 

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海は雨で荒れており、御所浦はすぐに見えなくなった。

寂しいな… 私は寂寥感を胸に覚えながら、再び御所浦へ行くことを誓ったのだった…

その後、傘を船主に預け、急いで工事中の足場の悪い道を通って、三角港の駅へ。折りたたみ傘があってもびしょ濡れであった…

電車に乗り熊本駅から南下していると途中の八代駅で数十分間停車した。どうやら電車待ちしなければならないらしい。これが18切符のキツいところだ。普通列車しか乗れないため、時間がやたらとかかるのだ。それでも貧乏学生にとっては背に腹は変えられないのだ。私は仕方なく数十分待機した。その間ファミマや駅の売店で買い物をして、クリームパンなどを購入した。

 

待機中にスマホを調べてると、いさぶろう号という特別列車に乗れば若干早く到着できるという。ところがどっこい、迫っ苦しくない席に座るには、どうやら指定席の切符を買わないとダメらしい。もっとも、18切符にプラスで使っていいとのことなので、私は指定席の切符を購入し、手元にはボンタン飴の亜種・兵六餅と飲み物を手に、ちょっと贅沢な車窓を楽しんだ。

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いさぶろう号は赤い小さなかわいらしいデザインの電車だった。この電車に乗り、山麓の風景や昔の鉱山跡、SL展示などを巡る路線だった。

記念写真を撮ったり昔の古びた駅を見たりしながら、のんびりした時間を過ごしたのだった。なお、車内ではノートPCを開き、とりとめのない由無し事の文章を書いてた模様。

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だがそれも吉松駅までであった。この愛らしい列車とここで別れねばならないのだ。名残惜しいが、重い荷物を抱え、私は席から外れたのだった。

駅でまた次の列車を待つ。カップルやおばあさんらと一緒に待ち合わせをし、少しだけとりとめのない話をした記憶がある。強いて言えば、吉松駅のSLを眺めていたくらいだろうか。

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その後、電車で鹿児島駅まで。初めて見る桜島は雄大な煙を称える、益荒雄という言葉が相応しいような山であった。

 

最後は天文館通りのホテルへ。が、場所を間違えてしまい、えらい恥をかいてしまった。

私は赤面して謝った。ひどいどじっ子ぷりである。

その夜は小さなラーメン屋で(もしかしたらマクドナルドだったかもしれない)夕飯を取り、あまり広くない部屋で眠りに就いたのだった…

日本放浪録(16) 御所浦白亜紀資料館には恐竜がいっぱい!:九州遠征旅行(6日目②)

御所浦白亜紀資料館では、地元の方のガイドを受けながら化石発掘体験ができるという。

早速早朝から予約してみたが、ガイドの方の都合により午後からということらしい。

そこで、それまでの間に時間を潰す必要がありました。

私はまず御所浦島を自転車で可能な限り周り、その後は軽い昼食(確かクリームパンだったと記憶している。軽食だったのは、宿屋で結構な量の朝食を戴いたこともある)を取ってから、約束の時間に資料館へ集合。

 

2時間ほど、地元の方から御所浦の化石についての解説と発掘体験の指導を受け、植物化石とトリゴニア(二枚貝の仲間)の化石をゲット!!

残念ながら前日に雨が降っており、泥だらけで化石が見つけにくく、あまり大したものは見つかりませんでした…(´ε`;)

 

その後、改めて御所浦白亜紀資料館を観ました。

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実は町役場の一角を間借りしているので、あんまり博物館っぽく見えないですが、れっきとした博物館です。

 

まずは一階から。

 

いきなりティラノサウルスの頭に出迎えられる。ちょっと怖い(笑)

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ティラノ「悪い子はいねが~!」

 

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ティラノサウルス頭骨レプリカ

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ステゴサウルスとストルティオミムス

 

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デイノニクス復元模型。ウロコがない

 

次に2階に上がる。

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2階の一角

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同じく2階の一角。

 

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いきなりアクロカントサウルスの頭骨に出くわす。この博物館、頭骨レプリカが多い。

 

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リトルホーンの絵本シリーズで有名な、黒川みつひろ氏のトリケラトプスやステゴサウルスの絵を発見。

黒川みつひろ氏は御所浦町に協力を惜しまない方で、島の各所(図書館とか)で氏の絵が見られます(*´∀`)♪

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始祖鳥のレプリカ。でもこれアイヒシュテット標本じゃなくてベルリン標本ですよね? ねっ?

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コンプソグナトゥスのレプリカ。これも結構有名なヤツ。

 

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木に登るトゥプクスアラ。こういう復元は世界でも珍しいように思われます。

 

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ステゴケラス全身。地味に全身があったりする。

 

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アルティリヌス頭部。いい鼻づらである。

 

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カマラサウルス

 

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プロトケラトプス

 

 

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意外と見かけないモノロフォサウルス。

 

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ユタラプトルの脚。

 

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甲冑魚とか海洋生物化石のコーナー。

 

 

さて、ここまでだけならば他の博物館と何ら変わり無いでしょう。ですが、この資料館の真価はこの島で豊富に採れる化石展示なのです!

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大型獣脚類の歯の化石。種類は不明。

 

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恐竜の脛の骨。種類は不明。隣はカミナリ竜の歯。

 

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スナモグリの化石。白亜紀からスナモグリはいたことがわかります(カニはジュラ紀頃から)

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トリゴニア砂岩

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姫浦層群のアンモナイト。御所浦の名産品である。

 

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すごい大きいアンモナイト、ユーパキディスカスの一種。すごく、おおきいです…(蛍光灯映ってるのは許してね)

 

あとこの資料館、(地元の方の?)手描きイラストが非常に多く、温かさを感じさせます。

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この後、宿に戻ると、宿屋のおじさまがせっかくだから御所浦の山の頂上へ行こうと誘ってくれました。

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山の頂上に飾られていたアンモナイト岩塊。

 

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解説板

 

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鳥峠展望台。

 

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山の頂上より見た町の風景。

 

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御所浦港拡大写真。空から見るとこんな感じなのです。

 

その後、夕飯をいただきながらご主人とゴジラ語りをし、ちょうど宿の食堂で開催されました飲み会に参加させていただき、2階のこたつの中で休みましたとさ( ˘ω˘ ) スヤァ…